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沖縄、宮古島移住で台風対策

こんにちは。9月も中旬に入り、台風シーズン真っ盛りの宮古島です。

台風12号がようやく通過しましたが、大型台風14号が沖縄-九州方面に上陸予定でまだまだ油断できない状況が続いています。という事で、今回は沖縄での台風対策についてお話ししたいと思います。

 

沖縄の人は台風に慣れているとよく言いますが、それでもやっぱり相手が自然なだけに怖いです。私も静岡から宮古島に移住して9年目になり、ある程度台風には慣れましたが、毎回ルートも違うし大きさも強さも違うし、天気予報はあくまで予報であって実際は全然違かったなんてことも多々あります。だから、どれだけ台風対策したかで安心感は全く変わってくるのです。

 

1.台風の発生を知る

台風対策の中で1番重要とも言えるのが、台風の発生を1日も早く知ること。知るのが遅いと台風が通過するまで色んな意味でひもじい生活を送る羽目に。台風情報を知るために今は色んなお天気アプリなどがありますが、私が台風発生時に参考にしている代表的なサイトを3つ紹介します。

 

①Windy

 https://embed.windy.com/

 世界各国の気象局が公表した気象データをもとに制作された予報情報。風、雲、雨、雷、波、気温などの情報を色で分かりやすく10日先まで表示され、またマップを拡大して自分の家や職場など細かい場所の風向きなども確認できるため台風対策に非常に役立つツールです。

 

②気象庁

 https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#4/37.23/139.834/&elem=root&typhoon=all&contents=typhoon

 言わずと知れた気象庁の台風情報。台風ごとに情報把握でき、また発令された警報などが確認できます。島は暴風警報をもとにゴミ出し判断したり店舗休業になったりするのでこれも確認必須な台風情報です。台風進路は気象庁が一番よく当たる気がします。

 

③JTWC(合同台風警報センター)

 https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 米軍が発表している台風情報。日本の気象庁よりも早い、台風のたまごの段階で台風の発生を知ることが出来ます。日本語では無いので正直詳しい情報を把握することは難しいですが、台風の発生や進路を参考にするために使っています。

 

このほか、普段から毎日使っている天気予報ツールとしてはウェザーズニュース(https://weathernews.jp/app/?fm=corporate)を愛用しています。沖縄はとにかく天気が変わりやすく予報が当たりにくいのですが、ウェザーズニュースは雨雲の情報をいち早く知らせてくれるので非常に助かっています。ただ、正確な情報にいち早く修正するため一番予報内容が変わりやすいですね(笑)

 

台風対策でやるべきこと

それでは台風予報で台風がやってくることが分かったら、いち早く台風対策にとりかかりましょう!ここでは3つの項目でやるべき事をご紹介します。

 

①買い出し

沖縄、宮古島はほとんどの商品が船で運ばれてきます。台風が近づいてくると波が高くなり船は欠航し商品が台風通過するまでのしばらくの間、一切入ってこなくなります。そうすると島内では買い物争奪戦が始まります!すると島中のスーパー、コンビニ、商店の商品棚があっという間にスッカラカンに。だから、買い出しは台風対策の中で何よりも1番早く行わなければいけないのです。買い出しする物は以下を参考にしてみて下さい。

 

 ・保存食品(カップ麺、缶詰、レトルト食品、水、ドリンク類、お菓子、保冷剤、保冷庫など)

   停電になると冷蔵庫などが使えなくなるためガスがあれば食べられるものが良し。

   もちろん停電するまでに食べる冷蔵商品も買いだめします!

 ・電池・照明類(懐中電灯、ランプ、ろうそく、電灯用電池、モバイルバッテリー、発電機、ラジオなど)

   停電になると夜は真っ暗。テレビは見れなくなるので情報は基本スマホで確認します。

   店舗は営業継続するために発電機をレンタル手配したりもします。

 ・暴風対策用品(暴風ネット、養生テープ、板)

   暴風域に入ると何が飛来するかわからないので、窓ガラスや庭などを守るために使います。

 

②暴風対策

これは風速にもよりますが、島の人はだいたい最大瞬間風速が40m/sを目安に判断している感じがします。30m/sくらいだと暴風対策は一切しない家も多数。これは長年の経験から風向きや進路などを見て判断している方が多いですが、移住者はとにかく用心して対策することをお勧めします(笑)特に台風の右側に位置する場合は暴風の影響を受けやすいので必須対策になります。

 

 ・窓ガラスの保護、飛散防止

   養生テープやガムテープなどで風が強く当たる方角の窓ガラスを内側から保護します。

   ガムテープは剥がすと跡が残るので養生テープの方がお勧めです。

   場合によっては窓に板を打ち付ける家もあります。また店舗などは暴風ネットを張って飛来物や突風から守ります。

 ・庭に出ている物の撤去

   鉢植え、自転車、物干し竿など庭に出ている物すべてを撤去、家の中または車庫などに避難します。

   どうしても家の中に入れ切らない場合は暴風ネットなどで保護したり、

   ロープを使って地面や壁に打ち付けて飛ばないようにします。

 ・雨の侵入防止

   四方八方から雨が吹き付けるので、ごく僅かな隙間から雨が侵入してきて部屋が水浸しになることも。

   風が強く当たる方角の窓にはとにかくサッシに新聞紙を詰めまくる!(笑)

   または窓の隙間という隙間全てに養生テープを貼って雨の侵入を防ぎます。

   店舗は土嚢を準備して店内に雨の侵入を防ぐこともあります。

   また湿度が高いと結露もしやすいので雑巾やタオルなども準備しておくことをお勧めします。

   ポストや郵便受けは投函口を養生テープなどでしっかり止めて雨の侵入を防ぎます。

 

③車の保護

これは車種や駐車場の状況などにもよりますが、突風が吹くと車が持ち上げられて横転することも稀にあります。風が強く吹く方角を確認して、建物で守れる場合は建物の付近に駐車したり、車に荷物を沢山積んで飛ばないようにしたりします。また駐車場が冠水しやすい場所の場合は冠水しない場所へ避難して予め駐車します。そして何より大事なのがガソリンを満タンにしておくこと。船が欠航するとガソリンも入ってきません。ガソリンは台風がやってくる前日までには満タンにしておきましょう。電気自動車の場合も同じく充電満タンに。我が家は電気自動車なので、台風が来るたびに停電にならないかいつもヒヤヒヤしています(笑)

 

以上の3項目が沖縄での台風対策として必須です。これ以外に台風前日までに出すべきゴミは出して生ゴミは極力出さないようにしたり、洗濯物は前日までに済ませ、台風時は電気が使える間はコンスタントに洗濯したり、スマホは常に充電、停電になったら必要時は一切使わないなど残っている電力の節電に徹したりと、細かい事を話したらキリが無いのですが(笑)台風対策をする上では普段の生活をイメージするとより具体的に対策しやすいと思いますので、1日の行動を思い出しながら、漏れなく準備して台風を乗り切りましょう!

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