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BLOG COLUMN モノづくり

「作れない」から始まってもいい。ブロックプリントが教えてくれた、「好き」がものづくりを始める力。

#ものづくり#ブロックプリント

「私、縫い物はしないんです。」

お店でブロックプリントを見ているお客様から、よく聞く言葉があります。

「ミシンは使えないんです。」

「縫い物もしないんです。」

でも、そのあとに続く言葉は、不思議なくらい同じなんです。

「でも、布が好きなんです💓」

その言葉を聞くたびに、私はとっても嬉しくなります!

だって、私は布を「作れる人」だけに届けたい訳ではないから。


好きなものがあるだけで、人は少し勇気が出る。

◀私がブロックプリントで初めて作った作品第1号

実は私自身も、最初から服が作れたわけではありません。

洋裁の経験なんてほとんどありませんでした。

それでも、初めてブロックプリントに出会ったとき、

「この生地でアロハシャツを作ったら、絶対かわいい!」

そう思った。

その”好き”が、すべての始まりでした。

最初は本当に失敗ばかりで。

いや、今もかな?笑

縫い直して、ほどいて、また縫って。

はじめて完成したシャツは決して上手とは言えませんでした。

でも、自分の「好き」が形になった瞬間の喜びは、今でも忘れられません。

その一着が、

「次はもっときれいに作ってみよう!」

そんな気持ちを育ててくれました。

「好きこそ物の上手なれ。」

私はこの言葉を身をもって感じており、私の座右の銘でもあります。


私のお店には、「作らない人」も来てくださいます。

ブロックプリントを見て、

「かわいい。」

そう言ってくださる方の中には、縫い物をしない方もたくさんいます。

ある方は棚の目隠しに。

ある方は小さなカーテンとして。

サロンの施術用ベッドのカバーに。

「手縫いで頑張って何か作ってみようかな!」

そんなふうに話してくださる方もいます。

私は、下手っぴでも、全然それでいいと思っています。

布は、必ず服にならなくてもいいし、カタチにしなくてもいい。

暮らしの中にあるだけで、心が少し嬉しくなることだってあるから。


私が何千種類もの中から選ぶ「好き」

インドから送られてくるブロックプリントのカタログには、

何千種類もの商品画像があります。

その中から、

「これ!」

と心が動いたものだけを選んで、宮古島に迎え入れています。

だから、お店に並んでいる布は全部、私のお気に入り💓

正直に言うと……

本当は全部、自分で持っていたいくらい(笑)

「この生地でシャツ作りたい!」

「この柄でカーテン作りたいなぁ✨」

そんなことを考えながら選んでいます。


ブロックプリントとの出会いは、一期一会。

ブロックプリントは、木版を使って職人(プリンター)が一枚ずつ手で染めています。

しかも、色はその都度、染料職人(ダイマスター)が調合しています。

だから同じ柄でも、

少し青が深かったり、

少し黄色みがあったり、

その都度、表情が変わります。

数年後に同じ柄が復活することもあります。

でも、「あの時の、あの一枚」とまったく同じものに出会えるとは限りません。

だから私は、一枚一枚との出会いを大切にしています。

そして、お客様にも、

「この一枚、好き。」

そう思える出会いを楽しんでほしいと思っています。


「作れるかどうか」より、「好きかどうか」

私は、お客様に

「何か作らなきゃ。」

とは思ってほしくないです。

ただ 「この布が好き。」

その気持ちを大切にしてほしい。

好きだから飾る。

好きだから眺める。

好きだからこそ、そのうち針を持つ日が来るんだと思います。

急ぐ必要は全然ないのです。


ぜひ、”好き”を持ち帰ってください。

achikoko villageは、生地を売るだけのお店ではありません。

何千種類もの中から選んだ、私の”好き”を並べています。

だから、お店に来てくださる方には、

「作れる人になってください。」

ではなく、

「ぜひ、好きを持ち帰ってください。」

そう伝えたい。

その一枚が、暮らしを少し明るくしてくれるかもしれない。

新しい趣味のきっかけになるかもしれない。

何年後かに、人生で初めてミシンを踏む日につながるかもしれない。

その未来は、誰にもわかりません。

でも私は、そんな小さなきっかけを届けられる場所でありたいと思っています。


商品について

achikoko villageでは、インドの職人が木版を使って一枚ずつ染め上げたブロックプリント生地を取り扱っています。

洋服やバッグなどのハンドメイドはもちろん、目隠しやカーテン、テーブルクロスなど、暮らしを彩る布としても楽しんでいただけます。

すべて一点ものではありませんが、手仕事ならではの色や風合いの違いがあり、「この時、この一枚」との出会いを楽しめるのもブロックプリントならではの魅力です。


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