かわいい子には旅をさせよ。(ミシン編)
かわいい子には旅をさせよ。(ミシン編)
ミシンって、ただ縫う道具じゃなくて、誰かの“やってみたい”や“カタチにしたい”を叶えてくれる、最高の相棒なんだなって改めて思って。
今日は、そんなことをじんわり感じた出来事の話です。
2年目の節目に、お迎えした“新しい相棒”
今からちょうど2年前くらいかな。アロハシャツ屋になるぞ!と思って初めてミシンを購入。どれを買ったら良いかもわからず、楽天市場のショップから初心者におすすめのジャノメの機種を購入しました。まずは洋裁本やYouTubeを見ながら、ブラウスやポーチなど作ってみたいものを作りながら2年が経過。Instagramのフォロワーさんなどの投稿を見ながらミシンの情報も増え、ぼちぼち縫えるようになってきたタイミングで、ワンランク上のミシンをお出迎えすることにしました。JUKIと悩みましたがやっぱり赤いマークがなんとなく好きだったのでこちらもジャノメにすることに笑
それまで使っていたミシンは、何かあった時の“予備”として保管することに。初心者用ミシンとはいえ、私にとっては「初めて自分で買ったミシン」。手にした時の喜びはとても大きく、ちゃんと体に残っています。だから、しまう際にはしっかりメンテナンスしてから押し入れに入れました。
「手縫いで作るんです」って聞いた日
ある日、生地を買いに来てくれたお客さんがぽろっと言いました。
「ミシン持ってなくて、手縫いで作るんです」って。
その瞬間、頭の中でピンときて。
……うちにミシン、1台あるっちゃあるんだよな、、、
「1台使ってないミシンがあって、私の今使ってるミシンが万が一故障した時は返却してもらうかもしれないけれど、それでも良かったら使いませんか?」って聞いてみたら、すごく喜んでくれて。
小学生の男の子を育てながらお仕事をしている彼女。ただでさえ毎日が忙しい。そんな中で、少しでも自分の好きなことに没頭できる時間があったら、気晴らしになるし、いいだろうなって。だから敢えて期限は設けずに、ふわっと無料で貸し出すことにしたのでした。
そして2年が経った頃、返ってきたメッセージ
最近、私の中で考えていたことがあって。ミシンを使った簡単なワークショップをやってみようかな、とか。モノ作りをする中での私の最終ゴール、ミシンのシェアスペースの一歩手前として、ミシンの有料レンタルを始めてみようかな、って。
そんなことを考え始めていた矢先、彼女からメッセージが届いて。
「ミシン最近使ってないから、借りたい人が居たら連絡くださいね」って。
使ってないならメンテナンスもしたいし、ちょうど良すぎるタイミング。ありがたく返却してもらうことにしました。
グッドタイミングすぎる相談が舞い込む
ミシンの返却日の調整のやり取りをしながら、動作確認と、電球も交換しなきゃな〜なんて思っていたら。なんと別の方から、ミシンの相談が舞い込んできて。
「4月に新一年生になる孫娘に、レッスンバッグを作りたいんです。でもミシンがなくて。貸出しているお店を知りませんか?もしくはメルカリで買った方がいいかしら?…お知恵を貸して下さい」と。
え、タイミング良すぎる……!笑
数日後、戻ってきたミシンをすぐに動作確認をして、問題ないことを確認。貸出しできる準備が整ったことをお伝えして、今日また新たな方のところでお役に立つことができました。
その方は、もう何十年ぶりかのミシンだったそうで。ボビンや糸巻き、抑えを変えてかがり縫いとカッターを使った縫い方などの簡単な使い方レクチャーをして、バッグ作りに役立ちそうな本と練習用のハギレも一緒にお渡ししました。まずは直線縫いからの練習になると思いますが、4月までまだ少し時間があるので、理想の作品が作れるようにしっかりサポートできればと思っています。
眠ってたミシンが、また誰かの“相棒”になる
私が初めて自分で買ったミシン。初心者用でも、あの時の「できるかも」「作ってみたい」「自分の手で形にしたい」って気持ちは、ずっと特別で大切なもの。
だから、ミシンを受け取った彼女たちの気持ちも、きっと同じだったんじゃないかなって思います。
使わなくなって、いつ役目がまたくるかわからないミシンだったけれど。それでもこうして、色んな方のところへ旅をして、誰かの暮らしの中でしっかりと役目を担うことができているなら、ミシンもきっと幸せなんだろうな、って思います。
もし、おうちに眠ってるミシンがあったら
もし、ご自宅の押し入れや棚の奥で眠ってるミシンがあったなら、「また使うかも」って気持ちを大事にしつつ、もし心が動いたら……
新たな場所で使ってくれる人のところへ、旅をさせてみるのもアリかもしれません。
入学準備のレッスンバッグみたいに、期限があるものほど“道具の力”ってほんと頼もしい。もちろん手縫いもとっても素敵だけど、ミシンがあるだけで「やってみよう」の形にできるスピードはやっぱり全然違うし、現実にグッと近づく。忙しい毎日を過ごしている方なら尚更。
そして、ブロックプリントやインド綿みたいに、自分の大好きな布で縫う時間はちょっとした瞑想やセラピーみたいで、1日の疲れを癒してくれる時間にもなったりする。そんな、誰かの憩いの時間になったら嬉しいですよね。
ちいさなお知らせ(ミシン貸出について)
今回みたいなミシンの有料貸出しは、状況によってお受けできる時とできない時があります。
私のサブ機は今のところ1台だけ。必要な方は、まずは気軽に相談してください。
(用途・期間・使い方の不安など、話しながら一緒に決めましょう!)
